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樹状細胞療法とは
樹状細胞は、リンパ球に異物(がん細胞等)を排除するよう伝達する役割を担っています。
当研究会では、自身の正常な細胞では確認されず、さまざまな種類のがん細胞で多く確認されるNeo-WT1と呼ばれる目印を樹状細胞に認識させ、リンパ球を介して、がんに対する特異的な免疫力を高める治療です。
詳しくは、Neo-WT1とは及び会員紹介より各施設のホームページをご覧ください。

Neo-WT1とは
WT1は、殆どのがん細胞に認められる汎用性の高い抗原(ペプチド)です。
※ Sugiyama, Medical Research Achieves 10(4), 2022.
URL:https://esmed.org/MRA/mra/article/view/2762/193546097
このWT1がん抗原は、世界で初めて大阪大学 名誉教授 杉山治夫医師が発見し、がんワクチンとして研究開発され、今まで多くの施設において基礎研究や臨床研究、製薬化に向けた治験が行われています。
当研究会では、WT1がんワクチンの第一人者である杉山医師が世界特許を保有し、数多くの臨床研究や製薬化に向けた日米のグローバル治験でも用いている新規WT1(Neo-WT1)を使用しています。
現在、Neo-WT1とは大きく性質が異なる様々なWT1を用いた治療(WT1樹状細胞療法など)や研究が多く行われておりますが、科学的根拠に基づく臨床実績等の報告は殆ど確認されていません。
多くの英語論文の発表からも分かるように、十分に科学的及び臨床的実績があり、更に日米のグローバル治験にも用いられているNeo-WT1は、当研究会の会員及び会員関連施設以外では特許の関係で使用することが出来ません。
Neo-WT1を用いている施設は、会員紹介より各施設のホームページをご覧ください。

研究会の趣旨
近年、免疫療法の進歩はめざましく、外科的治療、化学療法、放射線治療の標準治療に続く、第4の治療として日々の診療と密接に関わっています。
一方で、非常に残念ではありますが、すべてのがん患者さんが期待する効果が得られるわけではなく、これからも多くの研究等が必要です。
Neo-WT1樹状細胞療法研究会は、免疫療法の1つであるNeo-WT1樹状細胞療法を通じて、健全な医療の発展に取り組み、より多くの患者さんに届くよう、志を共にする研究者達が集まり、研鑽を重ねる研究会です。
当研究会の会長紹介もご覧ください。
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